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就活の自己PRはなぜこうも遠い世界の話なのだろう

「サークルではリーダーとしてスポンサー獲得と結成初の優勝へと導きました..」
「アルバイトではマネージャーとしてお店の売り上げに貢献し...」
「長期インターンで、〇〇の△△に貢献し、売り上げ✖︎✖︎%向上を達成しました...」
「発展途上の国Xで、学校教育に参画して子供達に.....」

年が明ける。今年もまた就活の季節がやってくる。
就活をしていたのは2年前。つまりは今会社勤め1年目。

僕は、グループ面接があまり好きではなかった。
それは、自分の話が聞かれることが恥ずかしいのではなく、他の就活生のお話しが面白くなかったからだ。

どれもこれもも、何か引っかかる話。毎度、「またか。」という感覚に浸りながらも
「へえ~」という顔をしながら本音ではつまんねえと思っていた。

仕事を始めて思う。彼ら/彼女らの話がつまんないのは

遠い誰でもいい誰かに対して、自己成長や承認欲求を満たすために、とりあえずやってみた。ことだからだ。

長期インターンをやるのも、途上国でそれっぽいこともやるのも、誰かに貢献していると見せかけて、
実際は自分のためだけにやっている。(おそらく)

自己成長に貪欲なのは決して悪いことではないし、

成長することで、できることが増えて新しいチャレンジができる。
だけど、それは前提であって目的ではないはずだ。意識高い系と揶揄されるのは、そこにある。

かくいう僕は、いつも母との話をしていた。
母は、大型商業施設や空港など、少し大きめな空間をデザインする建築家だ。

母はいつも頭を抱えていた。どれだけ考えても

そこに来る人がどういう行動をするかわかりきれないから
過ごしやすい空間を作りきれない。と。

僕はコンピュータと数学が得意だ。いつしか母の悩み事を研究にした。
来場者の位置情報を簡易に収集して、空間内がどう
使われているかの事実をつきとめる。それを改装やサイン計画に
活かしていく。そして過ごしやすい空間を定義していく。

母と僕の共同研究は、2年間続いた。時には海外の学会に
足を運んで、知見を求めた。

そんな話を毎度、毎度話していた。
世界で限られた人しかやっていない、オーダーメイドの
自己PRだった。嫌なこともあったが、仕事がとても楽しい今の所、
就活はうまくいったと言える。

半径5m以内のことでいいんだ。
身近な誰かの悩みを思い、それを解決するための
ちょっとした取り組みを自信をもって話せばいい。

本田宗一郎さんは、妻・さちさんの買い物を楽に
するためにバイクをつくったとそうだ。ポール・グレアムも言っている。
イノベーションとは、見落としがちな価値に気づくことだ。と。

だから、片意地張らずにピュアに取り組んだことを言えばいい。
それがオーダーメイドのあなたしか話せない自己PRをなっていく。

いや、もちろんオーダーメイドである必要はないのだけれど、
創造的な仕事は、オーダーメイドの理由から始まる。本田さんが
バイクを作って、イノベーションを起こしたように。

がんばれ就活生。

・・・・・・・

てなのりで、イノベーション・多様性・デザイン・コンピュータ関連の
ブログをたまにアップしていきますよっ!